プラントリハビリ案件(アンゴラ)

PROJECT 03

※所属役職は取材当時のものです

丸紅株式会社 資源・重機プラント部 課長 甲斐健太郎

プラント・産業機械事業プラント・産業機械事業

丸紅株式会社 資源・重機プラント部
課長 甲斐健太郎

アンゴラの工場改修・建設プロジェクト ひとつの工場から、新たな街が生まれる。

アンゴラの工場改修・建設プロジェクト
ひとつの工場から、新たな街が生まれる。

内戦により大きな打撃を受けたアンゴラ共和国。
丸紅は、この国の産業復興と雇用創出を目指し、
大規模な工場改修・建設プロジェクトに果敢に挑む。

丸紅の事業実績を活かしアンゴラの産業復興を支える

アフリカ南西部に位置するアンゴラ共和国。1975年ポルトガルから独立後、2002年4月の平和合意調印まで約27年間も内戦が続いた。繊維産業をはじめ各産業に大きな打撃を受けたアンゴラでは、復興のための産業振興が重要課題であった。

アフリカ、中近東において複数のプラント建設事業を手がける丸紅は、アンゴラ国内繊維工場3ヵ所(ルアンダ、ベンゲラ、ドンド)の既存工場の改修と工場設備納入、据え付け工事の請負をアンゴラ政府に提案。

  • リハビリ前のルアンダ繊維工場と町の様子拡大するリハビリ前のルアンダ繊維工場と町の様子

そして、2010年にルアンダ市内の繊維工場リハビリ事業を受注。その後ベンゲラ、ドンドの2案件も受注した。このリハビリ計画は、最新鋭の紡績・染色・縫製の設備と、自家発電・排水処理などのユーティリティ設備を据え付け、さらには食堂・託児所と言った福利厚生施設を建設するというもの。内戦で傷ついたアンゴラの産業振興と雇用創出を目指し、丸紅の新たな挑戦がはじまった。

内戦の傷跡が残るアンゴラの繊維工場

内戦以前のアンゴラは綿花の産地であり、政府主導のもと繊維産業の振興が図られ、アフリカ最大の繊維輸出国であった。しかし、内戦により、ほとんどの工場が生産機能を失っている。

アンゴラ最初の受注案件、ルアンダ市内の繊維工場も20年近く操業停止の状態が続き、内部は不法占拠の人達とコウモリの巣窟であった。設計図もない状況で、測量や調査からはじめなければならない。何より重要となるのが、マラリアやコレラ・腸チフスなどの疫病対策だ。メディカルスタッフを雇い、現場に簡易診療所を開設する。

  • ベンゲラ工場契約調印式(PHASE-II)拡大するベンゲラ工場契約調印式(PHASE-II)

さらに、社会インフラや法整備の遅れ、技術者の不足。想定外の問題も多発し、交渉や調整に多大な時間を要した。事業の推進は苦難の連続であったが、丸紅はインドやトルコなど開発途上国で培ったプラント建設事業の多様な経験を活かし、国内外の丸紅グループ企業とも協力しあいながら、忍耐強く歩みを進めていった。

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受注から約3年。ルアンダ工場の改修は予定通り進行し、2013年7月の完工に向け最終段階に入っている。アンゴラでは、中国をはじめ他国も案件を受注しているが、工期遅延などで計画通り進むことは稀だという。丸紅の実績は...

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