【コラム】世界の街から

モスクワ(3)/ロシア

おすすめスポット in モスクワ ~散歩スポット~

玉置 八重/丸紅モスクワ支店

※このコラムは、世界各地の丸紅グループ社員が、その土地の様子や暮らしぶりについて書いたものです。

モスクワ在住10年の友人曰く、「ロシア人のデートとは即ち散歩」。なるほど、カップルに限らず、ロシア人は本当に散歩とベンチでのおしゃべりが大好きです。そこで今回はフリータイムにオススメの散歩スポットをご紹介します。

■カローメンスコエ

市の中心から地下鉄で30分、モスクワ川沿いの約350haの自然保護公園。歴代の皇帝が別荘を建てて住んだ場所で、14~17世紀の教会や木造建築が建ち、世界遺産にも登録されています。最も古いヴァズネセニエ教会(1532年)は、白いロケットのような面白い形をしています。夏の終わりから秋にかけては公園内で蜂蜜市が開かれ、菩提樹、アカシア、蕎麦など、天然のおいしい蜂蜜を買うことができます。もちろん試食OKです。

市内には、他にもクスコヴォやオスタンキノ宮殿など、かつての貴族の邸宅が博物館になった庭園があり、どこも広々として緑にあふれています。市内の移動には、1枚で地下鉄・バス・路面電車に乗れるトロイカ・カード(プリペイド式)がとても便利。トロイカとは三頭立ての馬車やそりのことですが、ロシアらしいネーミングですね。

■セルギエフ・パサッド

モスクワから電車で1.5時間。町の中心は、世界遺産のトロイツェ・セルギエフ大修道院。14~18世紀に建設された教会群が美しい、ロシア最大の修道院です。ロシアで最も尊敬される聖人セルゲイ・ラドネジュスキーの聖骸が安置されているトロイツキー聖堂(1423年)には、いつも礼拝者が長蛇の列を作っていますが、入口で観光客だと伝えれば、横から入ることができます。有名なアンドレイ・ルブリョフのイコン『至聖三者(トロイツァ)』は、もともと彼の棺の上にかけられていました。

■ロシア風アフタヌーン・ティー

たくさん歩いた後は、ティータイム。オススメは、ロシア風ティーセレモニーです。プラトーク(伝統的な大判スカーフ)のテーブルクロス、銀のサモワール、こけももの食前酒、イクラのブリヌィ(ロシア風クレープ)、手作りのお菓子、と旅気分が盛り上がります。おいしいお茶とお菓子で一息ついた後は、観劇やコンサートへどうぞ。

ロシアはこの25年で最も大きく変化した国の一つだと思います。そして、その現実と日本でのイメージのギャップが最も大きな国でもあると思います。ビザなど旅の準備がちょっぴり面倒な国ですが、お越しになって観光バスを降りて歩いてみたら、きっといろいろな発見をしていただけるのではないかと思います。

丸紅グループコミュニケーションサイト『MS+(エムエスプラス)』(2016年7月1日掲載)より

  • カローメンスコエの蜂蜜市(左)、ヴァズネセニエ教会(右)
  • モスクワ近郊のコロムナ
  • クスコヴォ
  • 冬のトロイツェ・セルギエフ大修道院
  • トロイツェ・セルギエフ大修道院内のウスペンスキー大聖堂
  • ロシアン・ティーセレモニー


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