平成15年度助成先の現況報告
丸紅基金では、助成金が有効に活用されているかを判断するために、助成から2年たった時点で、助成先に現況報告の提出をお願いしています。
今回は、平成15年度助成先からの現況報告を2件、ご紹介します。
社会福祉法人コミュニティネットワークふくい(福井県あわら市)
丸紅基金の助成で購入した「樹木破砕機」
あわら市は柿、梨の産地であり、丸紅基金から助成した「樹木破砕機」は剪定した柿、梨の枝の破砕に大活躍をしています。以前はこうした枝は野焼きして廃棄していましたが、環境保護、資源活用の観点から「樹木破砕機」でチップ化し、有機肥料(堆肥)として活用しています。
地域の果樹園では管理する方々の高齢化により、当施設への管理委託が多くなっています。11月から3月までの期間、障害のある人たちが果樹農家からの要請を受けて出動し、担い手不足になっている産地の活性化に貢献しています。農業は、障害を持つ人たちにとって大きく活躍できる場であり、引き続き地域農業に貢献できる事業所づくりを目指しています。
社会福祉法人 湖北会(滋賀県東浅井郡)
丸紅基金の助成で購入した「豆乳包装機」を使う利用者
作業所では利用者(障害者)が主となり、おからの出ない環境にやさしい新型の豆腐「大豆丸ごと栄養豊富」を自主製品として生産・販売してきました。平成16年4月から、丸紅基金が助成した「豆乳包装機」を使って、以前より顧客からの要望が多かった豆乳の製造販売を本格的に展開しています。おから分を含んだ新タイプの豆乳で、栄養とコクがあり、飲みやすいと好評です。製造・販売も当初の2倍の月2,000パックに増え、豆腐と合わせて効率的に販売できるので収益がアップし、利用者の工賃(給料)増に貢献しています。利用者の皆さんは「おいしい豆乳を作るんや」と製造に意欲的に取り組み、施設経営もより安定的になってきました。
地元のスーパーや、駅、社会福祉協議会、学校などの公共施設と販路も拡大し、地域と施設との交流も活発となり、障害者に対する理解の向上にも大いなる効果を上げています。
丸紅グループ誌『M-SPIRIT』No.33(2006年5月発行)より

