米国カリフォルニア州の風力発電ディベロッパーを買収し、北米風力発電事業に参入
丸紅株式会社
2007年12月4日
丸紅株式会社(以下「丸紅」)はカリフォルニア州の風力発電ディベロッパー、オーククリークエナジーシステムズ社(Oak Creek Energy Systems, Inc.、以下「OCES社」)の第三者割当増資21.5百万ドル(内4.9百万ドルは新株引受権)を引受け、132万株を取得(持ち株比率56.3%)して同社を子会社化し、北米風力発電事業に本格参入します。すでに、カリフォルニア州の許可を取得し、11月30日の同社株主総会にて承認されました。
OCES社は、1980年代から風力発電所が建設され、北米有数の風力発電導入地域である南カリフォルニアのモハベ地域で20年以上に亘り風力発電事業の開発、建設、オペレーションを行う中堅のディベロッパーで、現在同州などで約5百万キロワット規模の開発を進めています。
中でも、豪州投資銀行アルコファイナンスグループ(Allco Finance Group)との共同開発案件であるアルタウインドエナジーセンター(Alta Wind Energy Center) は、総額約3,000億円規模の事業を2010年以降5年間に亘り完成させていく予定になっています。
本案件はOCES社が風況解析、許認可取得等風力発電の開発を担当し、Allco Financeが資金調達及び施設建設を担当し、発電資産を保有、この資産をOCES社がオペレーションするスキームで、昨年12月南カリフォルニア電力(本社ロサンゼルス市)と風力発電では北米で過去最大となる155万キロワットの電力供給契約を締結しています。
丸紅は増資引受によりOCES社の開発資金を負担し、事業の実現を後押しするとともに、国内外での電力事業の経験を活かし、風車の調達や資金調達面でもサポートするとともに、事業への投資も検討していきます。
米国では風力発電の導入が年率25%の伸びで進んでいます。特にカリフォルニア州ではシュワルツネッガー知事のもと、再生可能エネルギーの導入を急ピッチで進めており、2010年には電力需要の20%を風力発電などの再生可能エネルギーで賄う方針です。同州では2007年現在約230万キロワットの風力発電が稼動していますが、155万キロワットのAlta案件が完工すると、風力発電導入量は大幅に増加することになります。
丸紅は海外電力事業を注力分野の一つとして位置づけており、世界20国で1,863万キロワットの発電容量を保有しています。風力発電事業としては、国内5ヶ所、韓国2ヶ所の計21万キロワットを保有していますが、今後、OCES社の開発能力を生かし、北米での風力発電事業を加速させ、電力事業ポートフォリオの拡大を図る方針です。
尚、本件は、株主総会を欠席若しくは議案に反対した株主に与えられる30日間の異議申し立て期間の終了をもって遂行する必要があり、現在2008年1月中の遂行を予定しています。
以 上
<OCES社概要>
設立 : 1982年
所在地 : 米国、カリフォルニア州、テハチャピ
事業内容 : 風力発電事業の開発、運転保守、管理
資本金 : US$2.7百万円
稼働資産 : 34.5MW
開発案件 : 1,550MW(Alta案件)
他カリフォルニア州、ネバダ州、テキサス州等で約3,500MWを開発中
<テハチャピ地図>
