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世界の街から

サンクトペテルブルグ/ロシア

芸術の風薫る 絵画のような美しい都市

椚田 豊 /丸紅 サンクトペテルブルグ出張所

 サンクトペテルブルグはロシア連邦で第二の都市。丸紅は2005年にオフィスを開設しました。

 ピョートル1世がスウェーデン戦争に際してネバ川沿い建設したペトロパブロフスク(サンクトペテルブルグ)要塞の建設開始日である1703年5月27日がサンクトペテルブルグ市の記念日となっています。

 首都であるモスクワ市の人口がその周辺をあわせて約1千万に比べ、サンクトペテルブルグ市の人口はその約半分。GDPも1人あたりはモスクワ市より規模の点では見劣りしますが、サンクトペテルブルグはロシア連邦の現首相であるプーチン氏の出身地としても有名です。市内では理由不明の交通渋滞が発生する時があり、その時はメドベジェフ大統領(同じくサンクト出身)やプーチン首相の里帰りが理由だろうからあきらめた方がよいと地元のロシア人からは言われています。

 ピョートル1世は欧州への窓口としてこの都市を位置づけ、実際欧州にも近く、フィンランド首都のヘルシンキまでは距離で約440km、陸路を車でも移動可能ですが、アレグロという名前の高速鉄道(日本の新幹線ほどの速度は出ませんが)で約3時間半で到着、モスクワとは異なり欧州圏への近さを感じます。

 観光地としても有名で、世界3大美術館のひとつであるエルミタージュ美術館、噴水で有名なペテルゴフ、エカテリーナ宮殿と観光には場所をかきません。

 夏の日照時間は18時間の白夜となり、この季節には音楽祭、国際経済フォーラム、ネバ川では大学生の卒業を記念する「赤い帆」とさまざまな行事が行われます。冬は朝10時半になっても明るくならず、夕方は4時には暗くなり、さらに雲も低く立ちこめ、気持ちは落ち込むばかりです。

 けれどもここは芸術の町。バレー、オペラで有名なマリインスキー劇場へ行き、気持ちの入替を行います。マリインスキー劇場付属のコンサートホールはあまり有名ではありませんが、指揮者であるゲルギエフが芸術監督で、非常に安いチケットで、そのご本人の指揮振りを見ることができます。コーカサス出身のゲルギエフはマリインスキー劇場の地位向上のために同劇場名音楽レーベルを設立するなど先進的です。演目も毎日異なり、国外からの演奏家も多く、どの日も魅力的な曲ばかりです。こういった町の魅力に負けずに業務に集中し新規案件の開拓に励む毎日です。

※サンクトペテルブルグ出張所は2005年に設立、椚田所長が丸紅ではじめての常駐駐在員

ペトロパブロフスク要塞の中の大聖堂には、ピョートル1世以降の皇帝が埋葬されている。 ペトロパブロフスク要塞の中の大聖堂には、ピョートル1世以降の皇帝が埋葬されている。 血の上の救世主教会 血の上の救世主教会 噴水庭園で有名なペテルゴフ宮殿 噴水庭園で有名なペテルゴフ宮殿


丸紅グループ誌『M-SPIRIT』No.67 (2012年1月発行) より

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