ナシゴレン 【インドネシア】

甘辛いサンバル・ソースで味つけしたインドネシア定番の“焼き飯”を、ソト・アヤム(チキンスープ)とともに。
「Tidak apa apa!」の奥にある、秘めたパワー
アセアン地域最大の人口大国にして、世界最多のイスラム教徒を抱えるインドネシア。現在、急速に経済成長が進む同国の首都・ジャカルタに、福田さんが赴任したのは、1997年のアジア通貨危機後、経済が徐々に回復してきた2003年のことでした。
「インドネシアの人たちはとても気さくでおおらか。『みんな家族』といったような考えを持っています。例えば、結婚式を開くと千人もの人が集まることも珍しくないんですよ」と福田さん。しかし、常夏の島の国民性ゆえか、のんびり屋で大雑把な人も多く、仕事の遅れを指摘しても「Tidak apa apa!」(問題ないよ!)と笑顔で答える。工程管理を厳しく行いながらも、彼らのプライドを傷つけないように諭すことは、福田さんの大切な仕事でした。
「イスラム教の行事である『ラマダン』(断食月)や、日本でいう盆と正月が一緒にやってくるような大祭『レバラン』の前は、現地の人々は気もそぞろとなり、仕事にも身が入りません。年間のスケジュールを組み立てる際に、こういったイスラム暦を十分考慮することが重要でした」
一方「老後はインドネシアで暮らしたい!」とすっかり気に入ったのは章子さんです。明るくて人なつっこいインドネシアの人々は、二人を温かく受け入れてくれました。「駐在中に生まれた陽斗は、現地の人たちにとてもかわいがられて育ちました。子育てをするには最適な環境でしたね」
ナシゴレンは、近所のゴルフ場でプレーする際の福田さん夫婦の定番メニューだったそうです。また、ソト・アヤムは、章子さんが大好きなあっさりとしたチキンスープ。帰国前夜の夕食にもリクエストしたほどだとか。ナシゴレンの甘辛さやソト・アヤムの優しい味わいに、慣れない環境と風土の中での不便を笑顔で乗り越えた日々が思い出されます。
「インドネシアは、その気候のためかのんびりとした雰囲気がありますが、国としてまだまだ大きな力を秘めていると思います。経済回復が進む活気あふれる時期にこの地で駐在を経験したことは、現在の自分にとって大きな糧となっています」
インドネシアと丸紅
世界4位、2.4億人の人口を擁するインドネシアは、旺盛な内需に支えられ堅調な成長を続けており、アセアン経済の牽引役として急速にその存在感を高めつつあります。
丸紅は1972年にジャカルタ支店を開設以来、ライフスタイル、化学品、金属、食料取引、発電プラントや交通システムなどインフラ分野、また植林・パルプ製造、発電事業まで多岐に亘るビジネスを展開しています。
「ナシゴレン」の作り方(2人前)
材料
※ご家庭で作れるよう、レシピはアレンジしてあります。
鶏肉:75g
小松菜:1/3 束
キャベツ:3枚
赤ピーマン:1/2 個
卵:2個
あたたかいご飯:600g
サラダ油:大さじ4
サンバル(注1):大さじ3
塩・こしょう:適宜
【サンバルの簡単な作り方】
[A](大さじ2)と[B]をすりつぶして、よく混ぜる
[A] お好みの量の唐辛子をサラダ油100ccと一緒にミキサーにかけたもの
[B] サラダ油:小さじ1
おろしにんにく:小さじ1
おろししょうが:小さじ1/2
シュリンプペースト(注2):小さじ2
ホールトマト:60cc
(注1)サンバルを使わない場合は、しょうゆ大さじ1と1/2、トマトケチャップ大さじ2、チリソース大さじ1を、あらかじめ混ぜ合わせたものを使います(お好みで量は調節してください)。
(注2)小エビを塩漬けにして発酵させ、ペースト状にした調味料です。独特の強い臭いと旨みがあり、加熱すると香ばしい香りに変わります。主に、通販や輸入食材専門店で手に入ります。
1:小松菜、キャベツ、赤ピーマンを食べやすい大きさに切る。鶏肉はゆでて裂いておく。
2:熱したフライパンに大さじ2の油を入れ、目玉焼きを作る。黄身を半熟に仕上げ、できたら皿に取る。
3:フライパンに大さじ2の油を足してご飯を炒め、サンバルを入れてよく混ぜる。その後、鶏肉、キャベツ、赤ピーマンを加えて炒める。
4:塩・こしょうで味を調え、小松菜を入れてサッと炒める。皿に盛り、上に[2]の目玉焼きをのせる。黄身を崩して、からめながら食べるのがおススメ。
≪取材協力店≫
インドネシアンレストラン
cabe 目黒通り店
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【交通】
JR目黒駅西口徒歩11分
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ランチ11:30〜15:00
ディナー18:30〜23:00
土曜日11:30 〜23:00 ※日曜日・連休最終日は、11:30 〜22:00
『株主レポート まるべに』 111号(2011年12月発行)より



