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セビッチェ 【ペルー】

セビッチェ
リマっ子たちがこよなく愛する、とれたての海の幸たっぷりな一皿。

天然資源、観光、食文化…奥深い魅力を糧に伸びゆく国。

 南アメリカ西部に位置し、紀元前からいくつもの文明が栄えてきたペルーは、遺跡の宝庫として知られるとともに、近年では鉱物や天然ガス、石油を産出する資源国として、世界から注目されています。そのペルーにおいて、上水処理・供給を専門とする初の民間企業Consorcio Agua Azul 社(CAA 社)に丸紅が出資したことを機に、2009年、菅原さんは丸紅リマ支店に赴任しました。

 CAA 社の経営状況の監理と事業拡大が菅原さんのミッション。「給水対象は、リマ市北部の住民約80万人。人口の急増に伴い、給水量の増加を目指して、水源であるチジョン川上流に大規模な貯水池を造るプロジェクトを検討していました」しかしながら、取引先である現地自治体政府機関には新興国特有の制度上の遅れもあり、ビジネスがなかなか進まない局面も。「そんな時も諦めず、気長に構えて取り組む姿勢が大切です。気さくでおおらかなペルーの人々。腹を割って話せば分かり合えます」

 ペルーの生活において、「食」はとても重要です。「キリスト教とラテン文化が浸透しているペルー人は、人を愛し家族を大事にします。食卓は大切な人との心の交流の場。昼食は、友人や家族と一緒に2時間以上かけて、ワインとともにゆっくり楽しみます」と由美子さん。

 夜のホームパーティーも、料理とお酒を楽しみながらおしゃべりに興じます。夜中の2時過ぎまで、陽気な音楽とダンスは止みません。「ペルーの人々は、人生を楽しむ術を心得ていますね」と菅原さんは話します。

 ペルーには、海・山・ジャングルからの豊富な食材に加え、先住民とヨーロッパ・アフリカ・アジアからの移民の食文化が融合した、魅力的で美味しい料理が数多くあります。

 セビッチェは、世界第2位の漁獲量を誇るペルーならではの郷土料理。リマ市内では、いたるところに専門店である『セビッチェリア』があります。大衆的なお店の方が概して美味しく、行列ができている店を選ぶのが正解だそうです。とれたての魚介類で作ったセビッチェと、ペルー特産アルコール度数40度超のぶどうの蒸留酒『ピスコ』に、レモン果汁と卵白を加えた食前酒『ピスコサワー』の組み合わせは絶妙。休日の昼下がりのとっておきの楽しみだったとか。

 「ペルーは天然資源だけの国ではありません。世界三大料理と並び称される独自の食文化や観光資源など、深い魅力を有する真の資源国として、今後ますます成長していくと信じています」

     ペルーと丸紅
    謎の空中都市マチュピチュ、広大な大地に刻まれたナスカの地上絵など、魅力溢れる歴史遺産を数多く擁するペルーは、近年の安定した経済政策や資源価格の高騰、内需拡大を背景に、高い経済成長を遂げています。
    丸紅は1956年に事務所を開設して以来、鉱物、食料、自動車などのトレードを行っているほか、近年は水やLNG、建設機械の事業も展開しています。

「セビッチェ」の作り方(2人前)

材料

シーフード(白身魚、タコ・イカ・エビなど)※1:250g
コリアンダー(みじん切り):小さじ1

【マリネ液 [A]】
セロリ(みじん切り):小さじ2
レモン果汁:3個分
塩:適宜
コショウ:適宜
ショウガ(みじん切り):小さじ1
ニンニク(すりおろし):小さじ1/5
アヒアマリージョ(小口切り)※2:小さじ2

【飾り用】
紫玉ねぎ(薄切り):1/4個
さつまいも(ゆでたもの):4切
レタス:3枚
カンチータ(炒ったとうもろこし)※3:小さじ3

※1 何種類でもかまいません。できれば旬のものを生で。ない場合はボイルしたものを使用しましょう。
※2 南米アンデス地域で食用とされる黄色い唐辛子。ペルー料理には欠かせない香辛料です(和名は黄色唐辛子)。ご家庭では赤唐辛子で代用できます。分量は同量です。
※3 エスニック料理の食材店などで販売されています。

調理手順1

調理手順2

調理手順3

調理手順4


    1:白身魚を3センチ角に切り、イカ、タコ、エビなども食べやすい大きさに切る。
      ■Point ここではカレイを使っていますが、新鮮な旬の生魚を使いましょう。

    2:[A]と白身魚3切れをミキサーにかけてマリネ液を作る。
      ■Point 塩・コショウはお好みですが、塩を強めにすると本場の味に近くなります。

    3:[1]と[2]、コリアンダーをよく混ぜ合わせ、10分ほど漬け込む。

    4:皿にレタスを敷き、[3]を盛る。さつまいも、紫玉ねぎ、カンチータも添える。

≪取材協力店≫

ミラフローレス 渋谷店

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『株主レポート まるべに』 112号(2012年6月発行)より

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