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世界の街から

アムステルダム/オランダ(2)

自転車王国でサイクリストの仲間入りを果たしたい!

鈴木 公哉/Axia Power Holdings, B.V

 オランダといえば風車を思い浮かべる方が多いと思いますが、意外にも世界一を誇るものが、1人当たり1.1台という人口当たりの自転車の保有台数です。

 一説には盗難が多いので(年間75万台)、オランダ人が複数持ち使い分けるために多くなるとも言われておりますが、大勢の人々が通勤や通学に使っている姿や旧市街の運河の欄干沿いに夥しい自転車が駐輪している様子を見れば、世界一というのも充分納得できる話です。多いというだけでなく、前に箱を付け幼児を乗せられるようにしたものや、寝そべって乗れるものなど、用途に合わせたさまざまな種類の自転車が利用されており、また自転車専用のレーンや通路、信号機も完備されていることもあり、オランダは自転車王国といえるのではないでしょうか。

 休日にアムステル川沿いの道に出ると、ユニフォームに身を固めロードスポーツ車を飛ばす一団や、ゆっくりと談笑しながら走る老夫婦、前の箱に幼児を載せ子供の自転車を支えながら進むファミリーなどさまざまなグループが見受けられ、自転車が生活の一部となっていることが実感できます。

 オランダ人は風雨の中、傘を差して走っていたり、両手で携帯ゲームを楽しんでいたり、本を読んでいたりと実に器用に自転車を乗りこなします。さすがに子供の頃から乗っているだけに自転車に乗ることが体に染みついているようで感心させられます。

 この自転車王国のオランダでサイクリストの仲間入りしようと、自分用の自転車を探しているのですが、困ったことに大きく頑丈な自転車ばかりで、フィットするものがなかなか見つからず、もっぱらレンタサイクル(10ユーロ程度/日)に頼っています。それでも公園で風を切って走る爽快感が病みつきとなり、早く自分用のロードスポーツ車でも見つけたいと思っています。

 これからの季節、アムステルダムに来られる方はぜひ一度レンタサイクリングを楽しまれてはいかがでしょうか? 1時間も走れば、花が咲き緑の草原に牛馬が草を食み水路には風車が点在するオランダの田園風景を満喫できるのではないかと思います。また車を運転される方は、くれぐれも自転車にはご注意ください。強引でスピードを出しています。

ムンク塔付近の運河沿いを走るサイクリスト ムンク塔付近の運河沿いを走るサイクリスト さまざまな種類の自転車が行き交う さまざまな種類の自転車が行き交う 風車の村「ザーンセ・スカンス」とサイクリスト 風車の村「ザーンセ・スカンス」とサイクリスト チューリップが美しいキューケンホフ公園 チューリップが美しいキューケンホフ公園


丸紅グループ誌『M-SPIRIT』No.64 (2011年7月発行) より

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