サプライチェーンCSR調査

サプライチェーンCSR調査

仕入先における人権や労働環境など『サプライチェーンにおけるCSR基本方針』の順守状況を確認するため、「アンケート調査」や丸紅関係者が実際に訪問しヒアリングする「現地訪問調査」を実施しています。

アンケート調査

2011年2月に行ったアンケ―ト調査では、社会的責任投資(SRI*)の代表的指標のひとつである「FTSE4Good Global Index」が定める人権懸念国に所在し、生産時の労働リスクが懸念される製品にかかわる仕入先16社を対象としました。
調査方法としては、児童労働や強制労働などの労働者の人権問題、環境保全、公正な取引など、7項目に分けたアンケートを実施し、現地担当者等がチェックを行います。さらに個別に報告事項がある場合には、案件ごとに報告を依頼しています。
この調査の結果、CSR基本方針を満たさない仕入先はありませんでした。

* SRI(Socially Responsible Investment): 企業に投資する際にその企業が社会的責任を果たしているか、を判断材料として投資すること

現地訪問調査

「FTSE4Good Global Index」が定めたサプライチェーン労働基準に関して、不適合となるリスクの高い国に所在し、アパレル製品、農産物などの取り扱いを行っている仕入先に対して、丸紅関係者が直接、製造もしくは生産現場を訪問し、当社サプライチェーンCSR方針に関する取り組み状況を調査しています。

現地訪問調査では、人権尊重、法令遵守、環境保全、公正取引、安全衛生、品質管理、情報開示等の課題に対して、訪問先の地域特性やビジネスの実情にあわせて多面的な調査を行っています。調査の対象となる課題や調査方法については、第三者の意見も交えて不断に見直しを行い、常に最新の動向を反映するように努めています。また、調査結果は訪問先にも報告し、今後の改善に役立てられるように情報共有しています 。

2016年12月訪問 ベトナム天然ゴム仕入先4社

2016年12月、当社グループ会社の丸紅テクノラバー株式会社の仕入先であるベトナムの天然ゴム製造・販売会社のDau Tieng Rubber社、Phuoc Hoa Rubber社、Phu Rieng Rubber社、Dong Nai Rubber社の製造工場等を訪問し、CSRの状況について調査を行いました。
本サプライチェーンCSR調査において、法令遵守、人権尊重、環境保全、公正取引、安全衛生、品質管理、情報開示の状況についてチェックを行った結果、訪問仕入先全てにおいて、重大な違反等は発見されませんでした。

訪問仕入先には、児童労働・長時間労働の禁止、休暇、最低賃金、賃金支払方法、社会保険、職場の安全衛生などについて規定した労働法、廃水による水質汚濁防止、有害化学物質管理、廃棄物適正処理等について定めた環境保護法などが適用され、遵守状況について、政府に対する定期報告、政府による立ち入り調査等が行われていました。今回の調査では、全訪問仕入先において担当者のコンプライアンス意識が高く、適切に遵守されていることを確認しました。
また、環境、品質の国際規格であるISO14001(一部取得手続き中)、並びにISO9001認証を取得することにより、適切な管理体制が構築されていました。

Dau Tieng Rubber社

  • 排水処理設備
  • 工場内の作業環境

Phuoc Hoa Rubber社

  • 工場内の作業環境
  • 工場内に備えられた応急処置キット

Phu Rieng Rubber社

  • 適切に施錠管理された廃棄物保管倉庫
  • 工場内に設置された従業員用の飲料水サーバー

Dong Nai Rubber社

  • 排水処理設備
  • 品質管理試験

尚、訪問仕入先の親会社であるVietnam Rubber Group(以下、VRG)は、カンボジアとラオスにおけるラバープランテーションが環境と人々の生活に影響を及ぼしたとして2015年10月にFSC認証を剥奪されていますが、調査を実施した仕入先4社に関しては、認証剥奪の原因となった国・地域からの原料調達がないことを確認しています。
またVRGに対しては、同社のビジネスが、環境や人権に悪影響を及ぼさないよう、グループ全体としての管理を強化すること、ならびにVRGがFSCとの協議を継続し、将来的にFSC認証を取り戻すことを要請しています。




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