2012年

再保険事業への参画について

2012年4月24日
丸紅株式会社


丸紅株式会社(以下「丸紅」)は、シンガポールの再保険会社グループACR Capital Holdings Pte. Ltd.(以下「ACR社」)との間で、ACR社が実施する第三者割当増資を丸紅が引き受ける株式引受契約書を締結しました。これにより、丸紅はACR社の約22%の株式を保有することになります。

ACR社は、Asia Reinsurance Capital Group Pte. Ltd.(再保険(*1)会社・シンガポール)、再保険会社Asia Capital Reinsurance Malaysia Sdn. Bhd.(再保険会社・マレーシア)、ACR ReTakaful Holdings Ltd.(リタカフル(*2)・アラブ首長国連邦)を傘下に持ち、アジア・中東地域において再保険事業を展開し、2006年の設立以来、短期間に業績を拡大しています。この背景には、急速に経済発展を続ける同地域に所在する企業の保険ニーズの高度化に、現地保険会社及び欧米大手再保険会社の保険設計能力が追い付いていない現状において、同地域に特化した最適な保険設計とリスク管理面のコンサルテーションを提供し、競合他社との差別化を行ってきたことが挙げられます。

丸紅は、日本・シンガポール・英国に保険ブローカー子会社を持ち、再保険仲介事業を手掛けていますが、大手保険ブローカーに引けを取らない競争力のある保険引受キャパシティーの調達が、当該事業の差別化のポイントと考えています。この観点から再保険会社との戦略的な提携の可能性を検討してきましたが、今回のACR社への出資を通じ、ACR社の保険引受キャパシティーと知見を活かし、再保険仲介事業の拡大を図ります。

アジア地域では2011年度に多発した自然災害により、保険会社のリスク引受能力が低下しています。丸紅は今回の出資参画を通じて同地域に再保険引受キャパシティーを提供することで、保険会社のリスク引受能力を高め、本邦企業をはじめ同地域に進出する企業に不測の事態に備えた保険カバーを提供し、企業の営業活動をサポートするとともに同地域の経済発展に寄与していきます。


(*1)再保険:保険会社がかける保険のことであり、保険会社の経営の安定化のため、保険会社が引き受けた保険責任の一部または全部を他の保険会社に転嫁すること。再保険を専門に引受ける保険会社を再保険会社という。
(*2)リタカフル:イスラム法に基づき運営される再保険事業。すべての業務についてイスラム法に適格であることが求められる。


<ACR社概要>
社名:ACR Capital Holdings Pte.Ltd.
所在地:シンガポール共和国
設立:2006年11月
代表者:John Tan Kwang Kherng (Director & CEO)
業種:傘下に再保険会社及びリタカフルを所有する持ち株会社
資本金:$606.6mil(2011年3月期)
引受保険料:$752.4 mil(2011年3月期)
主要株主:3i Group plc, Temasek Holdings(Private) Limited, Khazanah Nasional Berhad


以 上



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