2014年

豊郷小学校旧校舎群建築工事実況16mmフィルム発見および復元について

2014年11月17日
滋賀県 豊郷町
立命館大学
丸紅株式会社

豊郷町では、別添のとおり豊郷小学校旧校舎群の建築工事を行っている様子や、校舎竣功記念式典を撮影したと思われる16mmフィルム(他1本)を発見しました。
フィルムの状態としては、撮影後80年近く経過していることから乾燥、固着や剥離など劣化も相当酷い状態でしたので、復元・デジタル化の可能性を調査するため、国内でも有数の映像研究の実績を有する立命館大学へ依頼し今般その結果が報告されました。
フィルムとしては復元が可能であり、内容は工事の進捗状況や、竣工記念式典では私財を投じて建築にあたった当時の丸紅商店専務・古川鉄治郎氏や設計を委託したヴォーリズ氏が撮影されている可能性がある、豊郷町にとって歴史的な資料として貴重な物と判明しました。
そこで、フィルムの復元や、それを元にしたコンテンツの作成による各種の地域振興プログラムでの活用を計画し、本校舎群に縁のある企業と連携し復元プロジェクトチームを立ち上げることとなりました。

つきましては、11月23日に豊郷小学校旧校舎群で開催される「全国アニメ聖地サミットin豊郷」において立命館大学映像学部の学生による調査結果発表および告知動画公開を13時45分から講堂にて行いますのでお知らせします。
なお、フィルムやプロジェクトの詳細は以下のとおりです。

 

豊郷小学校旧校舎群について

1937年に建築された豊郷小学校旧校舎は、ヴォーリズ建築事務所(W.M.VORIES & CO.,ARCHITECTS)の設計、竹中工務店の施工で建築された校舎で、当時としては珍しい、鉄筋コンクリート3階建てで、約4万㎡の敷地にプールや講堂、独立した図書館に体育館を持ち、一部水洗便所、集中暖房設備、内線電話やテニスコートなど当時の子供たちの教育環境としては最先端の設備が備えられた校舎で、「東洋一の小学校」「白亜の教育の殿堂」と評される豪華な建築でした。
最近においては人気アニメーションの舞台モデルとして認知されたことにより、いわゆる「聖地巡礼」として訪れるファンも多く、コンテンツ活用型の地域振興という観点からも注目されています。



フィルム詳細について

発見場所:豊郷小学校旧校舎群 理科準備室 棚の引き出し
発見時期:2014年夏
内  容:フィルム用保管缶に入れた16mmフィルム2巻
                  ①校舎新築工事場実況・新校舎竣功記念祝賀会実況
                  ②校舎新築記念体育会実況
監  修:立命館大学 映像学部 教授 細井 浩一 氏
協  力:丸紅 株式会社
     株式会社 一粒社ヴォーリズ建築事務所
     株式会社 竹中工務店
復  元:株式会社 東京光音



復元プロジェクトについて

参加団体:豊郷町・立命館大学・丸紅 株式会社・
     株式会社 一粒社ヴォーリズ建築事務所・
     株式会社 竹中工務店・株式会社 東京光音
目  的: 本プロジェクトは、本年同小学校から発見された旧校舎の建設と落成を記録した当時の16㎜
                フィルムを復元、デジタル化した上で、現在の旧校舎をめぐる状況も含めたデジタルコンテンツを
                制作し、地域振興をテーマとする研究や実践プログラムでの活用を図ることを目的とします。
 

  • 校舎新築工事場実況 新校舎竣巧祝賀会実況
  • 校舎新築工事場・新校舎竣巧祝賀会実況
  • 豊郷小学校


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